脳が変わる考え方

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【書評】
 「脳が変わる考え方」を読み終えて「偶有性」というキーワードが頭にこびりついて離れなくなった。
 「偶有性」とは「ある程度は予想がつくけれど、予測のつかないこともあるということ」であり、それに関するトピックスを拾いあげると
日本の企業は「偶有性」を含むネットワークを前提としたビジネスが苦手なため苦境に陥っている。
脳は「偶有性」を前提にその動作が設計されており、グローバル化に伴う「偶有性」の増大にも十分適応できる。
「偶有性」の伴う世界に跳び込んでいく時、脳の前頭葉にある楽観回路に「根拠のない自信」を植え付け、それを実現するため努力すること(自分の興味に従って夢中になること)が重要である。
「偶有性」の海に跳び込んでいく時、「安全基地(ゆるやかで多様なネットワーク)」が必要となる。
「偶有性」を含む世界で生きる時こそ、ぶれないためにも「プリンシプル(総合的な人格力)」が必要であり、つね日頃からプリンシプルを磨くよう心がけよう。
「偶有性」を適度に含ませることで、日本人が苦手としている「創造性(経験×意欲)」や「コミュニケーション力」が向上する場合が多い。
 などなどである。
 今後、ますます「偶有性」が増大してゆくであろう時代への対応策がこの本には示唆されています。 これからの時代に適応するため、自分を変革する意欲のある方は、ぜひとも購読されることをお勧めします。
【構成】
まえがき
1章日本人が変わるために
2章自分の「安全基地」をつくる
3章根拠のない自信をもち、フロー状態をめざす
4章コミュニケーション力と創造性を高める
5章脱藩のすすめ
あとがき
【評価】★★★★☆
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